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強化合宿 in 志度の廃墟
フリーペーパー史上初?霊とおぼしき被写体の撮影に成功!?

 0、DMRとは

政府の情報操作によって揉み消された真実を公開することを目的に昭和55年に創設された団体である。 現在、香川県高松市に本拠地を置き会員1300名を超え 様々な超自然科学や未確認動物の調査研究を独自に行い、その成果を発表している。

 一、ヌルい隊員達

最近の私の悩みといえば隊員たちのだらけぶりであろう。前回の中村トンネルでの調査以来、私のことを舐めきっており調査に支障が出ている。事実F夫隊員などはゴールデンウィークに帰省した際にセクシーキャバクラ(俗称セクキャバ)に出かけ楽しい日々を過ごしたと聞く。このままではまずい…。  私は現状を打破すべくさぬき市の山中にあるといわれる更正施設にて合宿を行うこととした。もちろん隊員たちには今までの労をねぎらい泊りがけでの慰安旅行ということにしている。
5月某日。あいも変らずちんたらと過ごす隊員に向かって満面の笑みをたたえながら「実は君たちの労をねぎらって宿を予約したのだが、どうだろう日頃の疲れを癒しに行かないか?」  N木が目を輝かせながら、 「ほじぇ~!どうした隊長さん!まさかそのまま無理心中とかいうんじゃないのか、ぼくちん人間不信~」さすがN木である。なかなかいい読みだ。 「隊長!もちろん夜は街に繰り出すんでしょうね?」妻とうまくいっていないのか、セクキャバの後遺症なのか普段口にせぬような言葉を発すF夫。  段々と胸くそが悪くなるもそういった感情はおくびも見せず、 「これは隊長である私からのプレゼントだ!君たちがいるからDMRは活動できているのだからな。」少なからず私は隊員に対して感謝しているし苦しいことも乗り越えてきた大切な仲間だ。自身の言葉の余韻に浸っていると、フリスク(口内清涼菓子)をボリボリと食みながらN木が信じられぬことを口にしだした。 「当たり前だぞいまさら発言~DMRはぼくちんで持っているんだ確定申告~」  私の腹は決まった。 「強化合宿in山中の道場」  甘えきった性根を叩き直してくれる!

 二、煩悩は目を眩ます

「いや~行楽日和だね~ぼくちんのねぎらい旅行~」 「嫁に今回の旅行の説得するのは大変でしたよ~」などと呑気に語らうダメ隊員の二人。 「さぁ早速出発して、温泉にゆっくりとつかり癒されようではないか!」さももっともらしい事を言い現地へと誘導する。  車中での出来事はページの関係上省かせていただくが、今までに見たこともないようなテンションの上がりようであったことは容易にご理解いただけるであろう。  人気のない山道を進む。 「いいロケーションですね~楽しみだな~。」おおよそ繁華街のないような土地であるにもかかわらず煩悩に支配されているF夫はまったく気付いていないようだ。 「ぼくちん船盛希望だ、どうせ隊長の身銭~借金生活~!」N木がつぶやく。  いつもなら私の気分を害する発言に目くじらをたてるところだが今回は楽しい企画である。せいぜい今のうちに吠えていれば言いと余裕のある私。そうこうしているうちに現地に着いた。

 三、空転するやる気

「じぇ 」「うわっ!」口々に言葉にならない落胆の声を上げる隊員たち。その姿をみて嬉々として今回の趣旨を皆に伝える私。 「最近の貴様らの態度には閉口している!この道場で性根を叩き直してもらうがいい!」見た目のせつなさ、崖にそびえ立つその道場は我々に言い知れぬ緊張感を与えた。まさに修行にはうってつけの場所である! 「失礼します~この道場で修業したいのですが~」男は舐められたら終わりと、梶原一騎先生のマンガで読んだことがある私は出来るだけ大きな声でその旨を伝えた。 「・・・・・・。」
道場からは返答がない。完全に黙殺である。こともあろうに隊長である私さえも試そうというのか 瞬時に理解した私はさらに大きな声で、 「自分はDMRの隊長K野であります!今回団員の性根を叩き直したく伺いました 」これならば文句はあるまい。前日に「魁!男塾」を読破した甲斐があった。自分のあまりの漢(おとこ)らしさに酔った。   「・・・・・・。」  しかしまたしても黙殺。なるほど行動で表せとのことであろう。雑然とした道場に足を踏み入れる私。するとF夫が、 「これどう見ても廃墟じゃないですか?」などと大変不謹慎かつ失礼極まりないことを発したので近頃めっきり増長しているこの若者にビンタを食らわせた。 「お前たちはまだわからないのか 我々は試されているのだ 」力強く言い放った。  N木がF夫にぼそっと耳打ちする、 「大丈夫ぅ~この人自分から根をあげて帰ろうって言うから問題ないぞデューティー3は神ゲー認定~」  早くも私が孤立している感が否めず、隊員を置いて帰りたくなったが今後のことを考え止す。

 四、ビリーと平手打ち

 修行といえば座禅からであろう。早速隊員たちに道場での座禅を命じた。まるで知らないおじさんを見るような冷めた目で見た後、ふてくされ気味に座禅を始める二人。 「日ごろの行いを見つめ直すんだ!」もちろん道場にいるであろう坊主に聞こえるよう意識しながらであることは恥ずかしながら事実だ。  どのくらいの時間が経過したであろうか、座禅をしている部屋の階下の部屋から足音らしき音がした。 「やはり我々の行動を見ているのだ」自分の思いに誤りがなかったことを察した私は早速挨拶に伺うべく階段を降りた。しかし誰もいない。音がしたはずの部屋は焼け焦げた跡があるだけで人の気配すらない。さすが心身ともに鍛えた道場の人間はすごいなと一人感心する。なるほど、この技を盗み取れということか!またも瞬時に理解した私は隊員達のもとに向かい、軍隊式トレーニングを敢行することを伝えた。 日頃から自己修練の一環としてトレーニングを積んできた私だが、今回はその師匠にかわり隊員たちに教え てやることにする。言うまでもないが私の師とは、深夜通販の顔であるビリー・ブランクス。  そうビリーズブートキャンプでおなじみの最強の51歳だ。本来なら7日間で完了するトレーニングを一日でやってのけるという師匠も真っ青のDMRトレーニングを強行する私。  日ごろの鍛錬のなさからか早々と苦悶の声を発する隊員たち。特に力のないF夫が絶叫する、 「これ自分無理です(笑) 」 「(笑)じゃねぇ!」と、すばやく平手を打ちつけ黙らせる私。  さすがアメフト経験者のN木は文句一つ言わずトレーニングを続けている。徐々に顔が曇り始め、ヒューヒューといった怪音が聞こえてきた。怪音はN木の気管から発せられる呼吸音であった。 「隊長エリクサーを…」  今までに見たこともない味わい深い表情で気管支拡張剤を求めてきた。このまま倒れられても困るので素直に渡すことにした。しかし我々がここまでやっているというのにまだ主は現れぬ。にわかに腹立たしく思えてきた私はありったけの力を振り絞り大声で叫んだ。 「誰かいませんか~ 」またも黙殺である。

 五、嗚呼 勘違い

 いよいよ憎悪に近い感情が芽生えたそのときである。我々がやってきた山道を一台の自動車が登ってきた。ついに関係者が現る 先ほどまでの怒りはウソのように忘れた私は失礼に当らぬように声をかけた。 「はじめまして!今回こちらの道場で修業させていただきたくまいりました。関係者の方ですよね!」実に凛とした振る舞いで話しかける私。  するとその車中にいる若者の一人が怪訝そうに答えた。
「はぁ?ここ何年も前から廃墟っすよ。しかも心霊スポット」 「ちょっと~この人たち危ないヨ~帰ろうよ」連れのいかにも頭の悪そうな女子が聞こえないように男に伝えていた。ばればれである。  我々に脅えたのか程無くしてその車は立ち去った。  目の前が真っ暗になった。と同時に廃墟で修行と称し隊員たちに強要したことを心から恥じた。  恐る恐る隊員たちのほうへ顔を向けると先ほどの私のように憎悪に満ちた顔で私を睨んでいた。嗚呼、嫌だ。とっさに私は、 「じつはこの場所は香川県でも有数の心霊スポットなのだ!調査をするためにここにきたことは今更ながら言うまい!」あくまで隊長らしく振舞うも、もちろん黙殺である。  隊員たちは口々に、 「魚介類を所望だへっぽこクソ隊長~」などと晩飯の催促を言っている。  肝が縮み上がるもこれ以上責められ続けることを考えると飯で相殺されるのならと安易に考えてしまい、今回は調査後に飯に行く予定だったのだと自身に言い聞かせ、魚料理を食べに行くことにした。  今回ももちろんドコイコクーポンを利用させてもらった。しかしクーポンではどうこうなるような金額ではなかったため、隊員たちを外に出した後、土下座を敢行し後日支払に来るということでその場を収めた。 活動資金が底をつきかけている中このような悪循環に困惑しており、通帳を覗くたび胃から逆流してくる熱いものを感じずにはいられない。  以上、酩酊しつつ今回の調査は終了とする。

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怪現象などの情報をおしえてくれたまえ!もちろん隊員も募集しているぞ!
特殊能力を持つもの至急連絡乞うdmr@dokoiko.co.jpまでよろしく!レッツプレイDMR!
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